安蘇山塊(群馬) 十二山(797.3m) 2020年11月28日日  カウント:画像読み出し不能

所要時間 6:50 林道−−7:11 十二山−−7:21 林道

場所群馬県桐生市/みどり市
年月日2020年11月28日 日帰り
天候
山行種類プチ藪山
交通手段マイカー
駐車場林道路側に駐車余地あり
登山道の有無無し
籔の有無無し
危険個所の有無無し
山頂の展望悪い
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コメント日本山名事典記載の山。南〜東直下を通る林道から往復。折ノ内集落からの林道は舗装されているが駒形集落からの林道は路面状況がかなり悪いダート。林道付近ひゃすぎの植林だが山頂付近は自然林。鹿道が多い。山頂には「すかいさん」の標識あり




落ち葉が多いが予想外に良好な林道 カーブに駐車
この谷を登り始めた 明瞭な鹿道を辿る
770m肩 770m肩より上部は自然林
熊棚が目立った 十二山山頂
すかいさんの山頂標識 もう一つの山頂標識
山頂から見た袈裟丸山方面 730m鞍部へと下る
730m鞍部から林道へ 林道到着


・地形図に山名の記載は無いが日本山名事典に記載がある。事前によく調査しておけば先週の3連休にまとめて登ったのだが帰宅後に発見してしまった。長野から桐生まで一般道では4時間以上かかるので、また出かけるとなると往復に結構な時間がかかる。

・十二山は鳴神山の西側の山。地形図を見ると山頂直下東側を林道が巻いているので、この林道がマイカー通行可能なら短時間で登ることが可能。標高630mまでは太い道で書かれているので大丈夫そうだが、その奥の細い道はどうなっているのか。

・菅平、鳥居峠経由で群馬に入り、渋川から旧大胡を経由して旧大間々へ。山頂は桐生/旧大間々の境界だが林道起点は大間々側の折ノ内集落なのでアプローチは旧大間々からとなる。先週の駒見山で通った道なので途中までは記憶があり、折ノ内集落から先は初めて通行する林道となる。意外にも舗装されて道幅は広くゲートも無いし一般車進入禁止の看板も無い。道はいいのだが大量の落ち葉が道に降り積もって道幅が狭くなっている。林道なので通行量は少なく、溜まった落ち葉はそのままなのだろう。

・標高630mを過ぎても林道の幅は広いままで舗装も継続。これなら山頂直下まで問題なく入れそうだ。ただし今日は霧が濃くて視界が悪く林道に落ちている枯れ枝や落石に注意が必要。それにやたらと鹿が多くライトに照らされてもなかなか逃げないので鹿に車をぶつけないよう注意も必要だ。鹿くらいの大型動物になると下手をすると車が壊れてしまう。

・山頂付近の林道の山側は法面で登れない場所が多く、小さな谷地形の場所から取り付くことにした。カーブで道幅が広くなっていて駐車に問題なし。斜面は植林で林道に近い場所のみ枯れた笹があるが、樹林に入ると地面には草木は皆無でどこでも自由に歩ける。

・最初は谷をまっすぐ登って山頂北東側の730m鞍部に出る予定だったが、左斜めに登る明瞭な鹿道がいくつもあったので鹿道を辿ることにした。私がまだ実家を拠点に安蘇山塊を登っていた約30年前には鹿などほとんど見なかったのだが、今は相当数が増えているようだ。

・鹿道は山頂を目指しているわけではないので、できるだけ上に延びる鹿道に乗り換えつつ適当なところで尾根をまっすぐ登ることにした。鹿道を代表とする獣道はトラバースするようなルートが多いのであった。

・標高770m肩を越えると暗い植林から明るい落葉樹林に変わる。既に日の出の時刻は過ぎているがこの付近は山の中なので稜線に遮られて太陽が顔を出すのは遅くなる。寒冷前線が通過したようで昨夜の霧雨とガスが嘘のように晴れ渡っていたが、日本海側では寒気が入って雪だろう。長野も雪かなぁ。

・登り切ったピークが十二山。平坦な山頂で背の高い落葉樹林に覆われていて、冬枯れの今の時期は全く周囲が見えなわけではないが枝が多く、写真撮影したくなるようなすっきりとした展望は無い。北側にはまだ雪の白さが無い袈裟丸山が見えており、西側にはてっぺん付近に雪雲がかかった赤城山。あれだと山頂は霧氷かな。北西の季節風が強いが昨日の暖気の影響が残っているのか、まだ真冬の冷たさが無い。温度計は見なかったがおそらく0℃を上回っていただろう。

・山頂には「すかいさん」の山頂標識あり。この人は地形図記載の山だけでなく日本山名事典記載の山にも標識を付けているのは確実だ。現在では群馬県内では最も多い山頂標識だろうが、「Gさん標識」や「達筆標識」、「kumo」と同様に徐々に「駆除」されて減少の一途をたどるのだろう。

・帰りは北東側の730m鞍部経由で下ることに。十二山山頂で桐生/旧大間々境界の主稜線に乗ったが道があるわけではなかった。ただしこれまで同様に藪も皆無で適当に歩ける。木の生えている幅からして何となく道があるのかなぁと思える場所もあった。

・730m鞍部からは杉の植林の浅い谷地形を下って林道に出た

・次の経塚山へのアプローチを考慮して帰りの林道は往路を戻らずに桐生側の駒形集落方面へ進むことに。このままいい道が続くと信じていたのだが標高620mの林道分岐より先は未舗装で、しかも路面状態はすこぶる悪い。普通車で走行できないほどではないが普通車では入りたくないようなガタガタ道だった。いつ通行不能な状況が出てくるのかびくびくしながら運転したが、一番ひどい区間でもどうにか通過できた。

・標高420mで林道分岐があるがここから先は集落に入るのできれいな舗装道路。東へと分岐する車止めされた林道には鳴神山の案内が出ている。今下ってきた林道は「悪路」と書かれていた。

 

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